怪我の功名

試作中のネックレスに合わせて仕入れた材料の、色、質感、大きさが思っていたものと違っていた。
普段利用している問屋さんに該当するものがなくて、初めてのお店で買ったものだから、どうかなとは思っていたんだけれど。

安くて種類が豊富で、思い立った時に購入できるのがネットのいいところ。
そのため、殆どの材料をネットで調達している。
ただし、画像でチェックしていても、実物が思っていたものと違う場合があるのも事実。
自分が売るものも、できるだけ実物に近い画像を載せるようにしているのだけれど、光の加減などの関係もあって、これが結構難しい。

今回仕入れたものは、粒は揃っていて質も悪くない。単に予定していたものにはそぐわなかったというだけ。
だから、これはこれで別の何かに…と、手持ちの石を取り出しては合わせてみたり組んでみたりしているうちに、思いがけず半日の間試行錯誤を繰り返すことになり、苦心はしたものの、結果として自分としては実験的というかチャレンジした作品ができた。

近日中にアップ予定。

肥やしを減らせ

年明けすぐに図書館で借りてきた「一生使えるファッションノート」（槇村さとる著）。
色々と共感するところがあったのだけれど、その中で、これは即実践しよう！と思ったのが、被服費手帳。
文章をほぼそのまま引用させていただくと、「1月~12月まで、なんというブランドの、どんな服をいくらで買ったかを仔細に記録して、どのくらい着たか、どの程度着たかを季節の変わり目に◎△✖️で評価する」というもの。
それによって、タンスの肥やし度、失敗の原因、自分の傾向と対策がわかるという。

私は服を10着に抑えようなどとは端から考えていない（できると思っていない）、ミニマリストには程遠い人間ではあるけれど、明らかに無駄だったと後悔するようなことは、できる限りなくしたい。
ただ、着回しだの組み合わせだのをやたら考えてから買うと、なぜか失敗に終わることが多くて、一目惚れで手に入れたものの方が意外に長く愛用している。

そのため、つい自分に対して衝動買いを許してしまうところがあるのだけれど、最近はその衝動を冷静に分析した上で、自分が本当に必要としているかどうか、サイズも含めて似合っているかどうか等々、店員さんの言葉に惑わされない所で確認・検討するためにも、今まで以上にしっかり試着をして、場合によっては一旦帰るようにもしているので、以前に比べればマシになった（はず）。
そこへもってきて、新たに購入する度記録して見直していけば…と、期待が膨らむ😊

どうせならより楽しんでと、大好きなpaperblanksのノート、以前から目をつけていたオバジーンのミディサイズをここぞとばかりに導入して、初売りバーゲンの戦利品から記録し始めたら、これが本当に楽しい！
その服を買うに至った理由も合わせて書いたら、ワクワク感💕の凄いこと。

願わくば、シーズンの終わりもしくは再びシーズンが巡ってきた時に、「あの気持ちは何だったんだろう…」ということになりませんように。

新作紹介（1/28）

今回は、2連仕立てのネックレスです。
雫形の石と淡水パールにヘマタイトをあわせて、今の季節にふさわしく、霙（みぞれ）と名付けました。

ポイントは、エレスチャルクォーツ（スーパーセブンともいう）。
透明な部分と内包物とのコントラスト、その繊細で神秘的な美しさをさりげなく見せられるものが作りたくて、ようやくこれはというデザインイメージが生まれ、形になりました。

ちなみに、霙つながりで調べてみたところ、
雪＝大気中の水蒸気から生成される氷の結晶およびその結晶が降る天気
霰（あられ）＝雲から降る直径5mm未満の氷粒およびその氷粒が降る天気
雹（ひょう）＝雲から降る直径5mm以上の氷塊およびその氷塊が降る天気
霙＝雨まじりに降る雪、または解けかかって降る雪
なのだそうです。

霰と雹なんて、単に大きさの違いだけ。
しかも5mm未満かそれ以上かなんて、ずい分細かいというか、とにかくそれを別の名前で呼び分けるところが凄い。

改めて、日本語の繊細さを実感しました。

※詳しくは、四月堂 天然石アクセサリー海芋 https://www.iichi.com/shop/Shigatsudo-KAIU まで。

＊霙

新作紹介（1/27）

子供の頃、国内外のファンタジーやアニメの魔法少女ものにかなりの影響を受けたことは間違いありませんが、まさか今になってそれっぽいもの（⁉）を作ることになろうとは、さすがに思ってもみませんでした。

「呪文を唱えたら、変身💖しそう⁉」な1点です。

※詳しくは、四月堂 天然石アクセサリー海芋 https://www.iichi.com/shop/Shigatsudo-KAIU まで。


＊magical

チョコレート狂想曲

見渡す限り、チョコレート、チョコレート、チョコレート！
そして、人、人、人！

ある程度予想はついていたけれど、やっぱり凄い。

今日から始まったバレンタインフェア。

この時期しか買えないものも多数出てくるとあって、おそらく私同様、プレゼント用より自分用がメインではないかと思われるお客さんが多くて、もはやバレンタインの名を借りたチョコレートの祭典といった方が正しいように思う。

ボンボンショコラのデザインや色とりどりのパッケージなど、見ているだけで楽しいし、嬉しくなる。
と言っても、勿論手ぶらで帰ったわけではなく、事前に目をつけていたものに加えて、その場でアンテナに引っかかったものもしっかり購入。

少しずつ大事に味わって、しばらく至福の日々を過ごせそう。

タブレット（板チョコ）中心に結構買ったなあと満足しつつ、カタログ（これが無料のものとは思えないほどの豪華版で驚いた）を眺めていると、あの店のソフトクリームが食べたかったなあとか、去年買ったあれもやっぱりいいなあとかいう気持ちが湧いてくる。

最終日（来月14日）まで、まだ3週間位ある。
もう1回足を運んでしまいそうだ。

Fashion is life , Fashion is power !

アクセサリー作りを始めるより先に、まずファッションが好きだった。

以前働いていたところで"Art de Vivre"（生活は芸術。生きることがそのままアートであるとの意味）という言葉に出会った頃、まず自分が身につけるものに対する意識が変わった。

シャネルは、着ることは自己表現そのものであり、服を通して私は新しい生き方を売ったと言ったらしい。（『ココ・シャネル力』　八坂裕子著　参照）

シンプルなものは好き。
でも、その時の流行、もしくは右へ倣えのシンプルスタイルには、異議を唱える。

シンプルだろうがデコラティブだろうが、それは単なる見た目の違い。
どんなスタイルでも、他の誰でもない自分、どこかに「これが私」という核があるかどうかが大事だと思う。

さらに「これが私」は、「私はこう考えている」でもある。
その意味で、この記事はとても興味深く、感銘を受け、在任中にもっと深く知ればよかったと思った。

ファッションは生き方であり、ファッションには力がある。
個人的には模索の日々だけれど、それが楽しいし、嬉しい。

口福

いわゆるシンクロニシティ（と思う）。

実は、本日の新作についての記事は、ほとんど一昨日のうちにできていたものを修正＆アップしたもので、そうしたら昨日、叔父夫妻（約14年ぶり）と従弟（約20年ぶり）が我が家にやってきた際に、お土産で銀座ウエストのリーフパイとドライケーキの詰め合わせをもらったのだった。

コーヒー＋ミルク＋シナモンパウダーという、カフェラテとカプチーノの中間（？）みたいなものを入れて、早速いただくことに。

1番シンプルなバタークッキー。
本の影響もあったとは思う。いつもよりしっかりと味わった。
しみじみ美味しい・・・！と思った。

自宅や職場で様々なお菓子をいただく昨今、舌が肥えたと言えば聞こえがいいが、要するに舌がすれっからしになっているせいで、いつの間にか美味しいという言葉の前に「それなりに」という言葉をくっつけてしまうことが多くなっていた私でも、ちょっと感動したくらい。

先日クリスマスにもらった小岩井農場のチーズクッキーも「激ウマ」と思ったけれど、バターのコクと甘み、風味。さっくりとした歯ごたえ。ナッツの香ばしさ。
とてもシンプルで、それだけに噛みしめるたびストレートに伝わってくる。

ご馳走様でした😊

新作紹介（1/23）

おそらく内省的なタチだからだと思いますが、できれば1人でじっとしていたいと思うことがよくあります。

何かで落ち込んだりするとその傾向がますます強くなって、ぱっと見は普通に働いていたり人と話をしていたりしていても、内面は引きこもっている（!?）という面倒くさい状態に…。

けれど一方で、「まあ、こんな日もあるわな😌」という思いが、いつも心の隅にあります。

そのおかげでか、かなりヘビーなことが起きてボロボロになった時でも、立ち直れないほど完全に打ちのめされてしまうということなく、なんとか今に至っています。

今は土砂降りで、１ｍ先も見えず、全く動くことのできない酷い状態かもしれない。
それでもいつか、必ず雨は上がる。

雫形（本当はペアシェイプですが）で、尚且つ青空みたいなオーウィーブルーオパールから始まって、12/16付のブログで書いたことやその他いろんなことを思い、そうして出来上がったのが今回のネックレスです。

やはり雫形のストライプアゲートで雨雲と白雲を、金色のヘマタイトで射し込む光を表現しています。

※詳しくは、四月堂 天然石アクセサリー海芋 https://www.iichi.com/shop/Shigatsudo-KAIU まで。


＊雨上がり

新作紹介（1/22）

これは昨年完成したものの、その時はロングネックレスが多かった&同じ石を使った作品を出したばかりだったので、アップせずにおいたもの。

主役は3粒のペトリファイドウッド。
木がそのまま石化したもので、珪化木石（けいかぼくせき）とも言います。
しっかりと木目があるのにつるつるした石というのが面白いなあと思います。

※詳しくは、四月堂 天然石アクセサリー海芋 https://www.iichi.com/shop/Shigatsudo-KAIU まで。


✳︎唐木

新作紹介（1/21）

採掘されたものにただ穴を開けただけのように見えるラフカットの石には、つるんと磨き上げられた丸玉や精巧なカットを施された石にはない魅力がありますが、更に表面加工や着色というひと手間がプラスされると、また別の面白みが出てきます。

以前は色や風合いも天然じゃないと…と思ったこともありましたが、今は自分なりの判断基準は持ちつつ、それぞれの良さをそのまま味わえばいいと思っています。

自然そのままのもの、人の手が加えられたもの。

振り返ってみれば、少なくとも私の日常は、そのどちらかに偏るのではなく、両方を享受して成り立っているのですから。

※詳しくは、四月堂 天然石アクセサリー海芋 https://www.iichi.com/shop/Shigatsudo-KAIU まで。


＊銀世界

 

新作紹介（1/19）

2週間くらい前に新しい石を仕入れて、さあ作るぞ～と思いながら、主に気分的な理由でなかなか取り掛かれずにいましたが、ようやく昨日着手。

本当はネックレス2点が完成したのですが、うち1点は一瞬悩んだものの撮影段階で作り直し決定、明日以降に改めてアップすることになりました。

ということで、新作1点のご紹介です。

優しい色合いのブルー～グリーン系の天然石3種と、シルバーのヘマタイトとの組み合わせが、個人的には好きです。

詳しくは、四月堂 天然石アクセサリー海芋 https://www.iichi.com/shop/Shigatsudo-KAIU まで。

＊Naiad

22年

何をどうすればいいのかわからない、とにかくめちゃくちゃになった家の中。

これは現実なんだろうか、やっぱり現実なんだよなと、現実感の乏しいまま思っていた。

国道を西へ西へと向かうサイレンの音が、朝から晩まで、ほとんど途切れることなく聞こえていたのを、今でも覚えている。

あれから22年。

大切なものほど失われていく気がして、生き続ける方がよほど辛いんじゃないかと、正直思う時もあった。

それでも生きている。

楽しいことも、かけがえのない出会いもたくさんあった。

きっとこれからもそう。

降雪

窓を開ければ、そこは雪国であった。

思わず、淡谷のり子と川端康成を混ぜたようなフレーズ（ああ昭和生まれ…）を思いついてしまった、そんな久々の雪景色。

午前中は、青空が見えて日差しも強かったので、アスファルトの黒がかえって鮮やかに見えたくらいだったけれど、昼過ぎは、傘を持っていないことが気になるほど吹雪いていた。

毎年センター試験の2日間は雪が降る、というイメージがあるのだけれど、実際はどうなんだろう？

受験生の皆さんが、どうか無事に実力を発揮できますように。

ぼちぼち

大好きなブルー系、シルバー系の石を仕入れ。

天然色のもの、染色加工されたもの、透明なもの、乳白色のもの、メタリックな輝きのあるもの。
どれも初めて手に入れた石で、それぞれとても美しい。

新しい石を前にすると、いつもながらぱーっと気分が上がる。
このところ休みっぱなしだった創作意欲も、ようやく仕事始めを迎えられそうだ。

他の石と組み合わせて、さて、どんな作品にしようか…。

謹賀新年

クリスマスから大晦日まで、十分味わう間もなく年が明けてしまった💦

昨年は自分も世の中も何かと波乱が多い1年だったので、今年は穏やかに過ごせたら…と思う。

とりあえず穏やかな空の下でのスタート。